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2016年06月03日(Fri)▲ページの先頭へ
熊本地震の教訓

昨日
飛行機で
熊本に行って来ました。

小さめの飛行機でしたが
天気安定していて
快適なフライトでした。
途中
天気だったので
地上の様子が
見えました。

明石大橋
それに
伊方原発が見えました。
細い半島の中程に
伊方原発があって
万が一事故があって
そんな時に海がシケていたら
岬の方の人は
避難できないとおもいました。

熊本空港に着くと
クマモンが
いました。

空港に
「板」のクマモンがいました。

そこで
記念撮影を
写真はここまでです。


被災建物などを
写真には
一枚も撮っていません。

被災建物には
所有者がおられるので
所有者の許可なしでは
勝手に撮影することは
よくないと考えての事です。

それに
二十余年前私たちが被災したとき
写真を
撮っている方に
違和感がありました。

以下写真はないので
熊本に被災状況について
定性的な
言葉で説明します。

震度7を記録した
益樹町総領南地区を
3時間あまり
掛けて見回りました。

地元の
被災された方には
ご迷惑をおかけしたかも知れません。

始めに
その地区で
亡くなられた方も
おいでになる様で
ご冥福をお祈り致します。

建築にたずさわるものとして
建築物が
人命を奪う凶器となったことを
深くお詫び申し上げます。

すべての建築にたずさわる人達が
早急に熊本に行かれて
その惨状を目の当たりにされ
そのようなことが
二度と起きないように
学習して下さるように
お願い申し上げる次第でございます。

______________________________

結論から言うと
次の11点がわかりました。
1.総領南地区は扇状地です。
2.小河川の河川敷であったところでもある。
3.地震で地盤が15cm移動したところもあり被害大きい。
4.古い建物が多い
5.風呂周りで腐っている部分が崩壊している
6.開口部多い建物に被害あり
7.潰れていない建物は窓が小さい
8.殆どの家は瓦葺き
9.昭和30年以降の建物は筋交いが貧弱
10.古くても(旧耐震基準)鉄骨造・鉄筋コンクリート造では被害がない
11.明らかに強度が不足する建物があった
12.外壁・内壁が貧弱

1.総領地区は扇状地です。
2.秋津川は以前はもっと北側にあって総領南地区の中央を流れていたかも知れず
小河川の河川敷であったところでもある。
「総領南地区は地盤が悪い」


益樹町総領南地区について
明治の終わりの地図から
次のことがわかります。

地区の
南側を流れる
秋津川は
現在は
支流になっていますが
河川改修が行われるまでは
本流でした。

総領地区の
北側は
緩やかに高くなっていて
多数の
小河川が
秋津川に流れ込んでいました。

現在も
小河川は
暗渠になっているものも多いですが
水量も多いです。

地理的には
総領地区は
扇状地だったように見受けられます。

今も秋津川は扇状地の先端付近ながれていますが
北側の高地から流れ込む土砂によって
氾濫を繰り返し徐々に南側に移動していったのではないかと
推測しております。

総領南地区の中央には
江戸時代初めの頃は
秋津川が流れていたのではないかとおもいます。


3.地震で地盤が15cm移動したところもあり被害大きい。

地震で
相当
地盤が
動いていることが
推察されました。

道路の舗装が
グシャグシャです。

舗装が
縁石に被さるように
なっていて
それが
15cmくらい重なっている所も見受けられます。

たぶん道路横の
宅地のすべてが
15cmほど
ずれてきているのではないかと思います。

別なところでは
全く潰れていない
3軒並ぶ住宅では
全体に
少し傾斜のある低い方へ
10cmは
移動しているように
見受けられました。

そんな移動する
地盤に
建っている建物は
相当堅固でないと
その形を
保持できません。

4.古い建物が多い

建っている
家の建築年代はわかりませんが
倉庫の建築様式から
昭和の初め以前のものと
推察されます。

5.風呂周りで腐っている部分が崩壊している

バスユニットが一般的でなかった昭和50年頃までの住宅は
風呂周りが常に水がかかりますの木部は腐りやすくなります。

腐ると耐力はなくなり風呂場だけが
崩壊した家屋が散見されました。

6.開口部多い
7.潰れていない建物は窓が小さい

エアコンがなかった頃は
家は夏向きに作る必要があり
当然の如く窓は大きくなります。
開口部が多いと言うことは
水平耐力が不足します。

近年エアコンが普及し
各人のプライバシーが重要視されるようになると
窓が小さい家が増えてきています。

総領南地区でも
全く被害のない家は窓が小さい家でした。

8.殆ど瓦葺き

瓦葺きは
1m2当たり100Kg程度の重さがあります。

建築面積が100m2(約30坪)ほどの家でも
軒先をいれると10tを軽く越える重さがあります。

台風の時は利点となっても
そんな重いものを
建物の一番上に載せていることは
地震の時は大変不安定です。

建物の被害がなくても
瓦屋根だけが
ずれてしまうこともあるので
瓦屋根にする場合は
十分に注意する必要があります。

蛇足ですが
関東大震災以降
東京では
屋根は瓦葺きでないのが
当然のようになっていました。

9.昭和30年以降の建物は筋交いが貧弱

建築基準法が
昭和25年に作られるまで一般的には
筋交いと言う概念は
なかったのです。

昭和30年以前の建物には
筋交いはありません。

耐震要素は
頑丈な小舞下地と塗り壁
それに貫や梁との堅固な接合です。

実際そのように作られると推察される
建物には
被害がありません。

昭和30年以降は
細い柱と大きな開口部
壁は
小巾板とラスモルタル
室内は薄いボード張り
それと形ばかりの筋交いになってしまいました。

それでいて屋根は重い瓦葺き
耐震的には極めて弱くなってしまいました。

10.古くても(旧耐震基準)鉄骨造・鉄筋コンクリート造では被害がない

阪神淡路大震災のときには
多数の鉄骨造・鉄筋コンクリート造の建物が潰れた所を
目の当たりに見ました。

今回の熊本地震では
幸いにも見かけませんでした。

益樹町総領南地区では
古い鉄筋コンクリート造と新しい鉄筋コンクリート造がありましたが
いずれも
全くの被害がありませんでした。
建物として良好な設計がされていたと推察されます。

新聞では
新耐震基準の建物にも被害があったと
報道されていますが
これは推察ですが
たぶん
新耐震基準を満足していなかったのではないかと
私は考えております。

11.明らかに強度が不足する建物があった。

今回の調査は
万全ではありません。

全く形もなく崩壊している建物は
以前の構造を推察できません。

半壊程度でないと
潰れた原因を推し量ることが出来ません。

そのような中で
次の2例の明らかな間違い例を見付けました。
A.崩壊しているので建っているときの詳細な状況はわかりませんが
1階を大規模に改装して柱を撤去して代わりに
鉄骨の柱と梁を取り付けていました。
鉄骨の断面は建物規模から考えて充分ですが
その接合が貧弱なスプリットT(T型に加工した鉄材で接合する方法)が
用いられていました。
接合部のボルトが抜けて破壊していました。
全く構造計算をせずに施工したのでしょう。
B.構造の教科書には筋交いは均等にいれて
かつ方向は反対方向にいれることと書かれています。
壁のラスモルタルがすべて崩落して壁内がすべて見える状態でした。
建物自体開口部は少なく壁が多い建物でしたが
壁内には1箇所だけの筋交いです。
それも細いもので筋交いの梁との接合部は大きく離れていました。
長い壁ですからあと数カ所筋交いを入れる余裕があるのに
一箇所入れておらず一方向のみです。
もっとたくさん両方向に入れていれば崩壊していないと思います。

12.外壁・内壁が貧弱
地震の揺れを受けて外壁が崩落しているものが
多く見受けられ
それと同時に
内壁も殆どない状態で見られました。
崩落した外壁は多くはラスモルタル塗りです。
現在の基準に従っていませんでした。
現在では力骨と呼ばれる太めの針金を
大きなまた釘で留め付けなければならないことになっていますが
そのようなものはありませんでした。
小巾板も隙間を入れて張り付けるのは普通ですが隙間が大きすぎるように思います。
内壁は横胴縁に薄いプリント合板を張ったもので耐震的には全く様をなしません。

以上が私の益樹町総領南地区での
観察の結果です。

残念な結果を見て心が重くなって現地を去りました。

益樹町総領南地区からは8Kmほどしか離れていない熊本空港から帰りました。
空から見える
八代湾に沈む夕日を見ながら熊本を後にしました。
熊本が早く復興されることを遠く大阪の地から祈念しております。


2006年03月12日(Sun)▲ページの先頭へ
耐震的な家具の置き方

先日の日曜日のなるほど大辞典の中で耐震的な家具の置き方について 放送されていました。
「建物の短辺方向の方が揺れが大きいので、短辺方向に揺れに耐えられるよう、
家具の向きを長辺方向に向けて置くように」というものですが、
これについて、異論があります。

建物の揺れの大きさは、建物の強さと大きく関係があります。
テレビでは、スポンジを揺らして、短辺の方向の方が、
よく揺れる言っておりましたが、実際の建物は、
スポンジのように均一では、ありません。
普通は、壁の配置によってその強さは、違います。
南向きの建物を考えると、南面は、窓を大きくとって、
西側は、壁にするでしょう。
マンションのような建物なら、
隣室との壁は、防火壁で穴がない耐震壁となるはずです。
敷地が許せば、日がよく当たる様に東西に長い建物で、
かつ、採光をとるため、南北には、短いものとなることが多いでしょう。
すなわち短辺方向は、南北ですが、南北方向には、壁がたくさんあって、
揺れにくい。東西方向は、長いですが、窓がたくさんあって壁がとれず、
揺れやすいということです。
私の家は、南は、窓ばかりですので、小さな地震でも東西方向の長辺に揺れます。

皆様も小さい地震の時どちらに揺れたかを
何度か確認して家具の置き方を決めるのが最適でしょう

2006年02月10日(Fri)▲ページの先頭へ
建築構造上「スリット」について

構造上のスリットとは、次のようなものです。

柱周りにスリットを入れる理由

鉄筋コンクリート造(以下RC造と言います)を構造計算する時、
柱の高さが柱の幅の2倍あるいは、2倍半以下であると、
短柱と言ってより強くしなければならない規定
があります。これは、地震が来たとき、
短柱は、せん断破壊と言って
45度の角度でひびが入りもろい潰れ方がをします。
それに対して長柱(短柱以外の柱)は、
地震が来たとき、曲げ破壊と言って水平にひびが入ります。
曲げ破壊は、粘りのある鉄筋が降伏状態
(フックの法則が成り立たなくなってから、破壊に至るまでの状態)になるので、
地震のエネルギーを吸収して破壊にまで余裕があります。
普通RC造の柱だけでは、短柱になることは、ありません。
腰壁・たれ壁と言われるような壁が柱に付いていると
柱の高さが狭まって短柱になってしまうのです。
この腰壁・たれ壁を柱から隔離するためスリットを入れます。

壁周りにスリットを入れる理由

 RC造の構造計算をする時、
偏心率・剛性率というものを計算しなければならない時があります。
偏心率とは、建物の剛性の中心がどこにあるかという率で、
例えば南側が窓ばかり、北側が壁ばかりの建物ですと、
柱と壁の剛性を比べると壁の方がはるかに剛性がありますので、
剛性の中心は、北側によることになります。
その剛性の偏りを偏心率という数値で表しある程度以上の建物は、
詳しい計算をしなければならないことになっています。
また地震は、弱いところに力が集中しますので、
上の例では、南側の柱を相当太くしなければならなくなります。
剛性率とは、各階の剛性の比です。
1階が駐車場で壁などがなく(剛性が低い)
2階以上が住宅で壁がたくさんある(剛性が高い)と、
剛性率が小さな値になります。ある値以下になると
偏心率と同じように詳しい計算をしなければならないことになっています。
同じように、地震は、弱いところに(1階)に集中しますので1階をより強くしなければなりません。
壁が有っても偏心率を0・剛性率を1にするとため構造スリットを入れます。
この場合の構造スリットは、壁の周りに入れます。
壁の4周に入れれば理想ですが、
それでは、壁が倒れてしまいますので、3周に入れるの普通です。
上からぶら下がるように壁を付ける方法と下からだけ支持する方法があります。
(コンクリートの打設の便から下のスリットが多い)

いずれのスリットの幅については、
安全性を確かめて幅を決めるべきですが、概ね階高の100分の1程度です。

 以上は、正当と認められる方法です。
私もこの方法で設計したこともありますし実際の所神戸の地震に遭ってもつぶれませんでした。
地震に遭った建物のスリット(前者の短柱にならないためのものです。)
についても見て回りましたが、
構造スリットが明らかに縮んだり伸びたりした形跡は、見いだせませんでした。
なお構造スリットが入っていないからと言って問題がある建物とは、なりません。
構造スリットを入れずに設計する方法でも安全性を確かめれば充分で
こちらの方が安全性は、高いと私は、考えています。
要するに構造スリットを入れる方法は、
経済設計するための便法であると思います。


2005年11月23日(Wed)▲ページの先頭へ
構造計算偽造事件について5

今日は、構造計画について説明します。

構造計画というのは、如何に効率よく、経済的に強度を保ち、
尚かつ施工しやすく、施工ミスを起こさないように、
柱や耐震壁等の構造要素の配置規模を決めることです。

例えば、平面をなるべく正方形に近い形にしてその四周を耐震壁で囲めば、
一番効率よく耐震構造を作ることができます。

上手に計画すると、余力の充分な建物ができますので、
構造計算をごまかすことがないようお願い致します。

5回にわたって書きましたが、一義的な問題は、
民間に「確認」業務を任していると言うことだと思います。
止めていてもらえるように運動をしていかなくてはなりません。

今日もクロス張りです


2005年11月22日(Tue)▲ページの先頭へ
構造計算書偽造事件について4

言語道断なこの事件の対処方法が、報道されていますが、

法律的な面は、弁護士さん等に譲るとしまして、
建築上の対処方法について述べます。

建築の構造計算をする時、安全を確かめるためにするのですから、
安全側誤差は、もちろん許容されます。

当該問題の建物の構造計算書が手元にありませんので、
どれほどの精算をしているかわかりません。
もう一度雑壁(通常は、構造計算上強度を負担しないと仮定している壁)や打ち増し(意匠上あるいは、収まり上コンクリート断面を増すこと)の分を計算入れて計算し直しては、どうでしょうか。建物の形状にもよりますが、これによってクリアーするものもできてくると思います。


少し話は、変わりますが、
私が、某市役所で構造計算した時のことを簡単に述べます。
法規上の規定のみでは、本当の大地震に耐えられません。そうだからと言って、
むやみに丈夫なように計算を始めると、税金の無駄遣いと批判され、監査に引っかかります。
それで私は、強度が負担できる要素である雑壁等を安全側誤差として計算に入れずに設計しました。そのため私の設計した建物は、強度が充分で先の阪神淡路大地震でも何の支障も来しませんでした。

次回は、構造計画によって節約する方法を簡単に述べます。

今日は、クロス張りをしていました。
また、手軽で簡単なクロスの張り方について述べてみますね。




2005年11月20日(Sun)▲ページの先頭へ
構造計算書偽造事件について3

今日は、この問題の核心である民間検査機関に
確認業務を行わせていることについて

 いわゆる構造改革で行政が、やるべきものを民間にしている弊害がこの事件を生んだと私は、思います。郵便配達でも通常の郵便は、民営化で支障がありませんが、
配達証明や内容証明のような公権力があるものの民営化は、リスクがあると思います。
今回の偽造事件では、これが露呈したことになりました。
行政行為の中の「確認」業務を民間に任すとは、何度も言いますが、
言語道断です。
今回巧妙に偽造していたから発見できないと言い訳していますが、
最初から構造計算すれば、提出書類との差異を発見できるのであるから、そのような言い訳は、通らない。
一つ事情を考慮すれば、民間だから、その確認申請書類に時間をかけられなかったと言うことだけである。民間は、利益が前提であるから、適当にしなければ利益が出ない事は、確かである。

以上の理由から利益を前提にしない行政自身が確認すべきであって民間に任すべきでは、ありません。

明日は、すでに建った建物の構造上の対応について、私見を述べます。



今日もは、ペンキ塗りでした。

2005年11月19日(Sat)▲ページの先頭へ
昨日に引き続き構造計算書の偽造について2

構造計算書の偽造について述べます。

昨日申し上げたようにこの問題の第2の問題である
「民間が建築する時に必ず必要な「建築確認」の審査をすり抜け発見できなかった」
事について

昨日のテレビニュースで民間審査の会社の責任者は、
「あまり巧妙であったので発見できなかった」
と記者会見していました。
その全容は、テレビですのでわかりませんが、自身の責任を棚に上げているようにしか見えませんでした。
性悪説を私は、信じているわけではありませんが、人間は、監視されないと悪いことをする可能性は、あります。またそうでなくても、意図せず失敗を犯してしまう場合もあります。それをフォローするのが審査会社ですので、「手口が巧妙で発見できない」は、全くお粗末きわまりないとしか言いようがありません。
幾ばくかの手数料を取っているのですからなおさらです。
当該審査会社の責任は、重大です。

後になってから言うのも何ですが、私ならそのような審査する会社に勤めません。
責任が重大な割に受け取る手数料は、少しで、かけられる時間は、限られているからです。
しかしそのリスクを知りながら、審査する会社になったのですから、しかるべき責任は、取る必要があると思います。今は、誰も怪我をしていませんので、全てお金で解決ができますのでそのようにすべきです。

この問題の構造上の対処方法は、最後に述べます。




なお今日は、昨日の続きでペンキ塗りをしていました。

2005年11月18日(Fri)▲ページの先頭へ
建築家として非常に悲しい出来事が報道されました。

今日の朝刊で、建築家として非常に悲しい出来事が報道されました。

建築士何某が「コスト削減のため震度5程度で崩壊する建物の構造計算書を偽造した。また民間検査会社もそれを見つけることができなかった。21棟で行われ、すでに14棟は、完成している。」とものです。

この問題には、3点の大きな問題があります。
第一には、建築家何某がその良心に反して強度が不足するものを、意図的に設計した。
第二には、民間が建築する時に必ず必要な「建築確認」の検査をすり抜け発見できなかった。
第3には、私がいつも言っていることですが、「建築確認」という一番大事な行政の行為を民間に任していると言うことです。

この問題は、あまりにも大きいので明日も述べますが、今日は、上記第一の問題について述べます。

私も構造計算をもちろんしたことがあります。何度も見直し、間違いがないか確かめました。最後になっても、心配でやはりもう一度計算をし直したこともあります。
地震の時、建物がつぶれなかったら、神戸の地震の後行われた、
道路を広くしたり、公園を作ったり、区画整理、共同溝、防火水槽を作ったりする必要は、全くありません。地震の時建物がつぶれないと言うことは、絶対的条件で、それを建築家として、それに反することは、言語道断です。

それに、少しばかり構造を節約しても経費の節約には、なりません。もっと構造計画そのものを見直して節約すべきでは、なかったのか。と思います。
構造計画についてこちらで述べると長くなりますので割愛しますが、最も重要な因子と思います。

この問題の構造上の対処方法は、最後に述べます。

なお今日は、昨日の続きでペンキ塗りをしていました。