皆様お元気ですか。 私も癌になりましたが 現代医学の力で回復しました。 天寿ってなんでしょうね。 余命がどれほどあるかわかりませんが 死ぬまでがんばってみます。 少年老い易く 学成り難し 一寸の光陰 かるんずべからず」ですよね。 このブログにご意見のある方は



ロフト君もよろしく
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||

ロフトってこういう感じなんです。
一度見学に来てください。
サイト外のページですが、
私のプロフィール
私のメールアドレス
何か御不明のことがあればお聞かせ下さい。
ご自由にリンクしてください。
Copyright (C) 2005-2009 Sugihara Syoji
All rights reserved.
段々と貧しくなる川野家でしたが 手をこまねいて 見ていたわけではありません。 一番上の兄 武蔵は 特に父親に 強く詰め寄ってはいました。 でも昭和の初めの家長の権限は 絶大で 子供の立場で 言えることは出来ません。 妻の千代は 従順な人柄で 特に 夫のすることに 反対はしませんでした。 2番目の兄は この頃には 家にろくに帰ってくることもなかったのです。 けいが家にいるときには けいとよく遊んでいた清三ですが 学校に行くようになると 清三の遊びは もっとひどくなってきます。 数えで8歳(数えで6歳か7歳)になった けいは 家の近くの 用海小学校に通います。 けいは9月生まれで 「遅行き」ですので 数えで8歳になったときに行くのです。 ちなみに1月から4月の1日までに生まれた人は 7歳で行くので 「早行き」と言います。
真由子にとっては みんな新鮮な 工場でした。 そんな新鮮な日々も 段々と過ぎていき 冴子が 事故に会う8月5日が近づいてきました。 真由子は 何としても 冴子があんな目に遭うことを 阻止しなければならないと 考えたのです。 真由子は まずあの時間に 冴子を交差点に いないと 事故に遭わないと考えました。 しかしひょっとして 時間が違っても 事故に遭うかも知れないと考えました。 事故に遭うことが 運命になっていたら 時間ぐらい変えても 変わらないかも知れないと考えました。 やっぱり 8月5日は 会社を休んで 別のところに行った方が良いのかもしれないと 考えました。 それで 泊まりがけで どこか行けばいいのではないかと 結論に達しました。 真由子は 冴子に 今度の 8月の5日に 旅行に行かないと 言ってみました。 そんなに 突然の 真由子の言葉に 冴子は びっくりしました。 冴子: エー突然ね どこ行くの 真由子: えーっと えっーっと そうね 有馬温泉なんかどうかな 行き先まで考えていなかったので 知ってるところを 言ってみただけでした。
ふたりは 『十詩子の部屋 可愛い化計画』に従って 家具屋さんに行きました。 何か考えているものがあって 家具屋さんに行ったのではなく ただ漠然と どんなものか見に行ったのです。 阪神尼崎駅前の家具屋さんは大きくて いろんな家具が飾ってありました。 十詩子は 可愛い家具がないか 敬子と一緒に探して回りました。 猫足の家具なんか 気に入ったのですが 今の十詩子には 買えるだけのものではありませんでした。 展示している家具を ズーとみて歩くと カーテンのコーナーがあって 可愛いカーテンが あったのです。 十詩子: このカーテン可愛い こんなカーテン 私のお部屋に 似合うかな 敬子: そうよね 良いかもしれない こっちのカーテンも良いんじゃない 十詩子: 本当 こっちの方が良いかも 値段も手頃だし。 でも内のお部屋 カーテンレールもないし どうしよう ふたりは悩んでいると 店員がやってきて カーテンレールが無くても 可愛くカーテンを吊る方法を 教えてくれました。 それで早速買って帰るました。 晩ご飯も食べずに カーテンを吊ることにしました。 窓の上の 木の部分に 押しピンで 買ってきた 水玉模様のカーテンを 留めていきました。 真ん中を少し重ねて 二枚貼ります。 それから壁側も ピンで留めます。 それからカーテンの真ん中を たぐり寄せて カーテンを留め付けます。 両側に カーテンを寄せて真ん中を開けると 窓が 部屋の中で 可愛く変身しました。 十詩子は満足でした。 それから ニコニコしながら 夕ご飯を作って またニコニコしながら 食べて 満足して 床につきました。 翌日 敬子を呼んで 部屋を 見てもらいました。 敬子: すばらしいわ 前の部屋とは 全然違うんじゃない こんな事で 変わるなんて もっとあるかも知れないね 十詩子: これで悟さんが来ても 問題ないかも知れませんね 悟さん来るかしら 敬子: 悟さんを お部屋に呼ぶの それって 少し 危険じゃないの 十詩子: 危険って? 危険なの どう危険なの 敬子: 女ひとりの部屋に男の人を 呼ぶんでしょう それは危険でしょう。 十詩子: いやーだ 敬子ったら そんなこと 悟さんにはないわ そんな話をしながら 十詩子の作った マメご飯を ふたりは食べました。
けいが千代や清三と一緒に 有馬温泉に行きました。 有馬温泉は豊臣秀吉も使ったという 日本三大古泉のひとつです。 昭和の初めには 大阪で温泉と言えば 有馬温泉で 清三も 有馬温泉に出かけました。 省線の西宮から 神戸まで行って それから 神有電車で有馬に向かいます。 六甲を超えると もうちょうど秋だったので 紅葉の山の中です。 有馬温泉に着いて けいは嬉しくて 父母と 楽しい思い出を作りました。 この頃は まだ豊かだったんです。 けいが 数えの 7歳(満年齢で5歳から6歳の頃)の頃になると 清三の遊びは 段々大きくなってくるのです。 山伏修行も 何十人の一行を 丸抱えで連れて行くようになります。 清三の家の蓄えは 無くなっていきます。
会社に行ったふたりは いつものように 着替えて 作業に入るのです。 その前に ラジオ体操をすることになっています。 十詩子は懐かしくなりました。 当時はラジオ体操がうっとうしく思っていたのに 何だか懐かしく ラジオ体操を 気合いを入れて してしまいました。 体が57歳から 27歳に戻ったので 軽く感じたからかも知れません。 あまりにもがんばってするので 冴子は 「真由子が やっぱりおかしい」 と感じていました。 その後 工場長が 朝礼の挨拶をするのです。 それさえも 真由子は 新鮮で 懐かしく思いました。 それから ラインに行って 座り サイレンが鳴って 仕事が始まります。 真由子は昨日やっているので 同じように 作業をしました。 がんばって しました。 昨日 やり始めたのに 割りの 重労働なのに 筋肉痛になっていないのが 真由子には不可解でした。 57歳でも 働いていますが 駅の 売店の店員なので それほど 重労働ではないのです。 真由子は 若くなったことが 何だか 嬉しくて がんばってみました。
2009年6月29日大阪に用事があったので 女房殿に 大阪にバスで行ってもらいました。 阪急園田駅北側の 阪急バス乗り場から 梅田行きバスに乗ります。 阪急園田駅 午後1時発梅田行きのバスに 女房は乗りました。 バスはまず線路沿いに西行します。 すぐに園田橋線と交差しますので 右折します。 右折すると コープ神戸園田店があります。
















課長が来て 話が中断してしまった 十詩子と敬子の話ですが その続きは お昼の時間に続きます。 お昼休み ふたりはいつものように お弁当を 食べながら 話を続けます。 十詩子: 朝の話の続きですけど 大学ってどうなんですか。 敬子: 私も高校出て すぐこの会社に就職したから 大学のことはわからないわ でも大学に行った友達から聞いた話では 大学生は あまり勉強しないらしいよ 十詩子: そうなの 大学って勉強するところじゃないの 悟さんも あまり勉強してないの 敬子: それはわからないわ 専門学校に来るくらいだから 勉強しているんじゃないの 十詩子: そうかも知れないませんね ところで私の部屋のことだけど どうすればいいでしょうか 敬子: まだ言っているの そうね 格好いい かわいいお部屋は良いよね 別に悟さんが来なくても かわいいお部屋にするのは良いよね。 十詩子: 手伝って 敬子さん手伝って下さい。 ふたりはその日会社を定時に退社して 近くの家具屋さんに行くことになりました。
清三が やくざな人達と遊んでいたからと言って いつも家にいないという事ではありません。 清三が家にいるときには けいと遊んでいました。 家から近くの 打出浜に出かけたり 一日がかりで 甲山まで遠足に行ったりしました。 西宮東口から電車に乗って仁川まで行って 歩いて上るのです。 小さい子供には とても歩けませんので 清三がおんぶして歩いて上がります。 六甲山はあまり高くない山ですが 子供をおんぶして上るのは 大変でした。 清三は子供の時から 弱かったのですが 父母が亡くなってから 大きな病気もせず 健康になっていたのです。 浜に出かけたときは 地引き網を引いたり 魚を買って帰ったりしました。 一度ですが 六甲の向こう側の 有馬温泉まで行ったこともありました。
| 段数 | 7段 | 9段 | 11段 | 13段 | 15段 |
| 最適階高 | 154cm〜168cm | 198cm〜216cm | 242cm〜264cm | 286cm〜312cm | 330cm〜360cm |
| 階高 | 140cm〜175cm | 180cm〜225cm | 220cm〜275cm | 260cm〜325cm | 300cm〜375cm |
| 段数 | 7段 | 9段 | 11段 | 13段 | 15段 |
| 互い違い階段の設置長さ | 94.5cm | 121.5cm | 148.5cm | 175.5cm | 202.5cm |
| 必要なスペース | 135cm-165cm | 160cm-180cm | 180cm-200cm | 215cm-235cm | 240cm-260cm |
今日も寝ています。 痛みはだいぶ楽になりました。 女房殿をはじめ 皆様に迷惑を掛けております。 愛犬アスカルにも 困っているみたいです。 朝夕に散歩に出かけるのですが 少し遅くなると 悲しそうな声で アスカルが 吠えます。 『早く散歩に行こうよ』と 言っているようです。 申し訳ございません。 早く治るように 努力します。 でもこの腰痛は、 日にち薬なんですけど
月曜日から ブログを休んでしまいました。 ブログのネタが 無かったからということではありません。 月曜日に 仕事中に いわゆる 『ぎっくり腰』になってしまって 寝たきりになっていたのです。 今も寝ていますが ノート型パソコンを ベッドの上に持ち込んで 打ち込んでいます。 もちろん両手が使えないので ブラインドタッチでは 打ち込めないので 不自由してます。 ところで今日は 私の 57歳の 誕生日 時間だけが 無駄に過ぎる毎日の 節目です。 歳を取るのは良いのですが 器が成長しないのは 痛恨の極みです。 少しでも成長するように 努力します。 皆様におかれましては 一段の ご教示ご支援を お願いします。
寮に帰ったふたりは 部屋に入りました。 この寮は 真由子が 高校を出て すぐに 冴子と住み始めたので すでに9年になります。 でもこの後 会社がなくなって 寮も潰され ながく空き地になっていましたが 5年前に 立派な分譲マンションが 建っていました。 そんな寮の部屋は 真由子にとって 懐かしさ 以外の何物でもありません。 服がしまってある 押入を開けると その服の 古いこと 懐かしいこと の限りです。 スカートの丈は 短くなっていました。 共同風呂を ふたりで入って 懐かしい布団で寝ました。 翌日起きて 会社に行くのですが どんな服で行こうか 悩みました。 会社まで 徒歩5分ですが 私服で行くのです。 当時なら さっと撰んでいたんですが 今は撰べません。 というのは 当時のファッションが 今のファッションと全く違っていいるからです。 真由子は 重ね着をしてみました。 ジーンズのパンツの上に 夏用のワンピースを 着てみたのです。 短いワンピースだったので 今風の 重ね着ルックです。 横にあった布を 首に軽く巻いたら もっと 今風になりました。 そんな格好をして 行こうとしたら 冴子が 『えー 何- 何なの????? ○×△□、、、、 」 と言葉にならぬ事を言ってしまいました。 冴子は ズボンの上に スカートを履くなど 考えにも及びません。 真由子は やっぱり こんな格好は 良くないとは思っていたのですが 遅れないように 着替えてすぐに会社に行きました。
月曜日十詩子は また早く出社しました。 いつものように出社した敬子は 十詩子が 今日は早いと予測していました。 日曜日に 十詩子と悟が 喫茶店に入るのを 見ていたからです。 敬子: 十詩子今日も早いのね。 昨日あれからどこへ行ったの 十詩子: あれからって? 敬子: 何をとぼけているの 喫茶店に行ってからよ 十詩子: 見ていたんですか 言ってくれればいいのに 喫茶店に行ってから 帰りましたよ。 敬子: そうなの 他に行ってないの 直ぐ帰ったの 十詩子: 他には行っていませんが すぐには帰っていませんよ 夕方近くまでいましたよ。 敬子: そんなに話すことあるの 何を話していたの 十詩子: そうなの 聞いて聞いて 敬子さん あのね 私悟さんの 大学に 水曜日行くの ねえ どんな服で行くと良いかな こんな服で良いかな。 新しい服買った方が良いかな 敬子: えー 大学に行くの 何しに行くのよ ずーっと行くの 十詩子: 悟さんが 来ても良いというものだから 敬子: そんなこと話していたの 信じられない もっと他のこと話さないの 好きだとか 愛しているとか 話さないの 十詩子: そんなこと 話しませんよ そうなの そんなことを話すの 普通は話すの 敬子: 普通はそうよね 恋人同士なら そんな話をするんじゃないの 十詩子: そうなのか でも 悟さん楽しそうに 話していたのよ 私たちは 付き合っているんじゃないの 敬子: 私に聞かれても そんな話をしていると いつものように 課長が来て 話は中断されます。
アスカルは 近所の小学生低学年に 「オオカミ」と呼ばれています。 アスカルは 例の『悪人を見分けるアスカル基準』に従って ご近所に住む小学生低学年のお子様を どういう訳か 『吠えなければならない人々』と判断しています。 と言うわけで 子供達が通ると 盛んに吠えます。 子供達には 嫌われていて アスカルを 『オオカミ』 と呼ぶのです。 でも アスカルは オオカミと言うほどのもでもない 小心な犬です。 オオカミではなく 『コカミ』ではないでしょうか。
いかさま賭博で 徐々にお金を巻き上げていくのです。 でも友達付き合いをしながらです。 家にも何度もやってきて 色々なことを誘います。 例えば 山伏修行もありました。 白装束の山伏装束に身を包み 高野山や各種の霊場を 回るのです。 ホラ貝を持って 毛皮の尻当てを付けていきます。 装束一式も 清三が買いました。 そんな白装束になって 家を出て行くので けいは いつも不思議に思っていました。 いつもいる父親から あまりいない父親に変わって けいは残念だとその時は思っていました。 それからいろんな所に連れて行ってくれる 父親になったのです。 大正時代の初め 父親が 子供を連れて遊びに行くなんて言うことは ありません。
阪急稲野駅から降りて 工場の横を通って 寮に向かいました。 大きな交差点を 渡ろうとしたとき 十詩子は 思い出しました。 『あっ』 と驚きました。 そして 思わず口を塞ぎました。 そうなんです。 この交差点で 今隣にいる 冴子が 亡くなったのです。 思い出さなかったけど 今はっきりと思い出しました。 あれは 昭和54年8月5日の夕方 工場を定時に終わって 寮に向かっていて この交差点で待っていたときのことです。 ふたりが 青になるのを待っていると 突然 白い車が 突っ込んできて 冴子はいなくなりました。 冴子は 悲鳴を上げる間もなく 車に引きずられ 下敷きになったのです。 下敷きになった 冴子を助けるために 付近の歩行者達は 車を持ち上げ やっとこさ 引きずり出しました。 近くの消防署から 救急車がすぐにやって来ました。 署員が 『心肺停止』 と大声で 同僚に言っているのが聞こえました。 真由子も一緒に救急車に乗り込みました。 その後 冴子は 病院に運ばれましたが 病院では 死亡を確認するだけでした。 こんなとんでもないことが 二ヶ月半後にやってくるのです。 何としても 止めさせなくてはいけないと 確信しました。
アスカルの飼い主: アスカル少し毛が薄くなったね アスカル: 何をおっしゃるお父さん アスカルの飼い主: でも鼻の上 目の前辺りが 少し毛が少なくなっている様に思うんだけど アスカル: そんなことないよ 絶対にそんなことないよ アスカルの飼い主: はい はい わかりました。 でも テレビによると 犬の平均寿命は 伸びているけど 今は11歳ぐらいだそうです。 アスカルは1998年6月15日家にやってきたから もう11年 11歳になるんだよ。 もう平均寿命まで生きているんじゃないの アスカル: そうなの でも僕は若いよ 元気いっぱいだけど いつも引っ張っているでしょう アスカルの飼い主: そうだよね その引っ張る力は 全然衰えないね。 アスカル: でももう僕は お父さんより 高齢者なんだから 手厚く扱ってよ。 アスカルの飼い主: はい はーい はいっ
清三と友達になった 連中は 今なら「暴.力.団」と呼ばれる グループですが 当時は 「や.く.ざ」と言われていました。 そんな集団の「かも」になったのですが 清三もうすうすわかっていたのだと思います。 しかし 連中が 清三に接するときは 礼儀正しかったのです。 家まで来たこともありましたが 千代や けい に対しても 無理なことは言わずに 節度のある人達でした。 小さなけいにも 嫌われないように よく可愛がり お土産に お団子とか お菓子なんかも 持ってくるようでした。 しかし 所詮やくざですので 狙いは金です。 いかさま賭博で 清三はお金を取られていくのです。
コーヒーも終わって 水を飲みながら ふたりは 話し合います。 十詩子: どんな服でいいのかな 目立ったらいけないし。 悟: 別に何でもいいんじゃないの 今の服装でいいよ。 十詩子: これでいいの こんなワンピースでいいの 悟: あまり関心を持って みんなを見ていないけど そんな服を着ていると思うよ 十詩子: そうなの じゃこんな服で行こう 少し話さなくなって 悟: ケーも頼まない? 十詩子: それはいいですね 頭を使うと 何かおなかが減るよね 悟: そうだね 砂糖は 頭の栄養だからね 甘いものがいいんだよ。 ふたりは ウエイトレスを呼びました。 ウエイトレスは 水を持ってきて 注文を聞いて 帰りました。 美味しそうな イチゴのショートケーキを 金の縁のある緑の皿に入れて 持ってきました。 ふたりは スプーンを持って 少しずつ 食べ始めました。 悟: 美味しいよね 十詩子: そうね。 私の母は いつも売っているものに 『美味しくないものはない』 と言うのが 口癖だったけど 私が 高校の入学祝いに 国道沿いの大きなケーキ屋さんで ケーキを買ったんだけど その味が もうひとつなんですよ。 母は今までの 常識を覆す そんなケーキがあって がっかりしたみたい。 でもこのケーキは 美味しいよね。 悟: そうなの 美味しくないケーキもあるんだ 一度食べに行きたいものだね 十詩子: まだありますよ 今度豊岡に来たときに 行ってみたらいいわ 悟: 楽しみしているよ いや 楽しみではないね 美味しくないのだから ふたりは ちょっと笑って 顔を見合いました。 それからもっと色々なことを話して 喫茶店を出て 楽しそうに 電車に乗って 塚口に帰りました。 水曜日にまた会うことを 約束して別れました。
今日経過観察の 結果を聞くために 病院に行ってきました。 待合室で待っていると 順番に呼ばれて 診察室から 出てきます。 看護師さんは 「お大事に」 と門切り方の 挨拶をしますが ひとりの年配の方には 親しそうに 「良かったですね」 と言うのです。 その違いは 人望でしょうね。 もちろん私には 門切り方の挨拶でしたが、、、 皆様はどのように思われますか。 人望は 人徳ですので 一朝一夕には できないですよね。 たぶん私には 死ぬまでできません。
真由子と冴子は 近くの阪急稲野駅から 電車に乗って 塚口で急行に乗り換え 大阪へ行きました。 大阪に着くと できたばかりの 「川の流れる街 阪急三番街」に行きました。 中に大きな滝があって そこから 川が流れているのです。 ふたりは 何度も来ているので よく知っているはずでしたが 真由子は 30年も前のことで 当時のことが思い出せませんでした。 冴子の後を付いて行くのが 関の山でした。 中央口から下りて 大きな階段を 2階下りて 地下の入り口に着きました。 右側に 今はいませんが 受付嬢がいるのです。 そこを通って 店を見て回りました。 十詩子には 懐かしく思いました。 昔のファッションですし 色づかいですので 懐かしく思ってしまいました。 喫茶店に行って 甘いケーキと コーヒーを注文しました。 その味も 何か懐かしく思うのです。 コーヒーや ケーキも何だか古く感じました。 甘さや苦さにも 流行があるのかも知れないと 思うようになりました。 そんな発見をして 家の寮に帰ることにしました。 工場の近くの寮で 冴子とふたりで住んでいたのです。
昨年我が家の庭の ラベンダー (我が家では 親しみを込めて 『ラベンダーさん』と呼んでいます) を少し切って アパートに 挿し木しておました。 少し伸びて その中から 花穂が一本伸びて 今日花が咲いていました。
挿し木したときのラベンダーです。 今日のラベンダーは後日 ラベンダーで包まれた アパートになったら いいですよね。 ちょっと大変かもしれません。
清三は 家でじっとしていると 何だかめいってしまって 千代に 「遊びでも行ったらどうですか」 と言われて 出かけます。 この言葉が 千代や けい の将来を 不幸のどん底に陥れてしまいます。 でも 後でよくよく考えると そんな言葉がなくても 同じような境遇になったであろうと 考えられるのですが 当時は 「遊びでも行ったらどうですか」 と言うのが 最善だったのです。 その言葉を ありがたく聞いたか あるいは 大変なことと聞いたか 良くわかりませんが 清三は 出かけます。 そして 出会ってしまうのです。 清三には 本当の友達と思う人に 出会ってしまうのです。 でも相手は そうは思わなかったのですが。
今日の話題はつまらないのものですので コメントや メールは要りません。 聞き流して下さい。 先頃 テレビで 三一 のアイスクリームを頼むと トリプルになると コマーシャルしていました。 コーンの上に 3つ丸いアイスクリームが のっているのです。 私はあれが落ちないのか 心配でした。 だって ソフトクリームでさえ ゆっくり食べていると 溶けて 大変なことになります。 不釣り合いの 三段重ねが 落ちないのは 何か芯でも入れているのかと 思っていましたが そうではなかったのです。 それで 女房殿に 食べに行って 落ちないかどうか見て欲しいと頼みました。 女房は 近くの 三一に行って 食べようとしましたが あまりたくさんの人が 並んでいたので 今日は止めたそうです。 その代わり 並んでいる 前の人に聞いてみたそうです。 「落ちることもあるそうです。 だから 落ちないように カップを 使ったら ゆっくり食べられますよ。」 と言う証言を得たそうです。 ひやひや思いながら 神経を集中して アイスクリームを食べるのも 良いかもしれませんね。
ふたりは ゆったりと 喫茶店で コーヒーを飲んでいました。 十詩子: 悟さんは大学生なんでしょう 悟: そうなんだけど 十詩子: どこの大学? 悟: ちょっと大きな声では言えないな △□?#大学なんだ。 十詩子: よく聞こえないんだけど 悟: だから △□?#大学なんだ 十詩子: そうなの どこにあるの 悟: 大阪の東の方 十詩子: 家から何時間ぐらいかかるの 悟: 1時間40分くらいかな 早く出ているけど ちょうどにいくと 電車が混むんだ 十詩子: いいね 大学って 私行ったことないけど 一度行きたいな 悟: じゃ僕の大学に来たら 十詩子: そんなことしたら 怒られるんじゃないの 悟: 大丈夫だよ わからないよ だって たくさんの学生がいるから 十詩子さんのような若い方なら 絶対にわからないよ 十詩子: そうなの 体験で行っても良い? 悟: 僕が許可することでないけど 学長に代わって許可するよ。 十詩子: エー許可してくれるの 何時がいいの 悟: 何時でもいいんじゃない 火曜と木曜は 実験だから ちょっとダメかな それ以外なら いいよ 十詩子: じゃ明日行こうかな ダメだな 休暇願を出していないし じゃ水曜日 でどうかな 悟: もちろん許可するよ 確か水曜日は 公衆衛生学と 生物だったかな 午後は えー たぶん薬物学概論だと思うよ 十詩子: わからないよ そんな学問 悟: 君ならわかると思うよ 僕は まあまあだけど 十詩子 水曜日は どこで待てばいいの 悟: 今日と同じ場所で 7時10分かな こんな話は まだまだ続きます。
仕事が終わると 冴子と一緒に 更衣室に行って 服を着替えました。 何と言うことでしょう。 30年前に着ていたであろう 服が 真新しく ロッカーに吊ってありました。 懐かしい水玉模様の ワンピースです。 その服は 気に入っていましたが 結婚するときに 古くなったので 捨ててしまっていました。 冴子も 今日の十詩子は変だと 思っていたので 早く着替えて 一緒に退社しました。 冴子と一緒に 真由子は 会社近くの 喫茶店に入りました。 他の所まで行く時間さえ 惜しいとふたりは考えたのです。 冴子: 大丈夫なの 今日真由子 真由子: 私今日は何だか変なの 今日は何日なの 冴子: 今日は23日よ 真由子: そうじゃなくて 何年なの 冴子: 1979年5月23日よ 何でそんなこと聞くのよ 真由子: んー そうなのか 真由子は 本当のことを言っても 冴子は信じてくれないし、 どうしていいかわからなくなりました。 冴子: どうしたの? 真由子: んー 今日何だか変なの 突然頭が ボーとして 変なの ぼけたのかな 冴子: 何言っているのよ まだ27歳でしょう ぼける歳でもないでしょう。 おばあさんじゃあるまいし 真由子: そうよね ところで 冴子 冴子は大丈夫? 冴子: もちろん私は元気よ 真由子は 冴子が亡くなった日を 思い出そうとしましたが なかなか思い出せません。 確かもう少し暑かったような気がする。 今日では絶対にないと思うので その日が来るまで 秘密にしておこう。 真由子: 大丈夫 大丈夫 今日どこ行く? ふたりは 真由子にとっては 本当に久しぶりに 大阪に遊びに行きました。
清三は孤独でした。 かまってくれた 父は母相次いでなくなり 番頭をはじめたくさんいた 作男や女中もいなくなって 何か寂しくなりました。 その上 今までなら 番頭の言うように 毎日のように 田んぼに出かけ あまり役に立たなかったけど 体を動かしていると 忘れていたのです。 しかしその仕事もなくなってしまって 一層寂しくなりました。 千代や 長男の武蔵をはじめ 4人の子供がいたのに 寂しいと感じたのも 清三が 子供時から生い立ちのせいもあったのかも知れません。 そんな中 急にたくさんの大金を見た 清三は けいが生まれてから まじめに働いていた生活が 大きく変わります。
十詩子は 試験場に着くと まず席を探しました。 小さいパイプ机と椅子 懐かしく座りました。 十詩子はとっておきの物を 鞄から出しました。 それは 座布団です。 豊岡は寒い所ですから 十詩子の母親が 作ってくれた物で 何年間も愛用していましたが 高校を出たとき 母親が少し作り直して 持ってきたのです。 座布団を 椅子に付けて 準備完了です。 ゆっくりと始まるのを待ちましたが 早かったので 眠たくなってきました。 「そうだ 勉強しなくっちゃ どこが出るかなー」 と考え直して 勉強をはじめました。 勉強に熱中すると すぐに時間が経って 試験官がやってきて 試験が始まりました。 十詩子にとっては 少し簡単すぎて がっかりしながら 全部解きました。 だいぶ早く出たので 途中で退席もできましたが 悟と約束した時間まで あったので 試験場内で待つことにしました。 十詩子は暇だったので 辺りを見回して 人間観察をすることにしました。 若い人が多くて 男女の割合は 半々くらいでした。 中には 40歳くらいの人もいました。 何となく まじめな人が多いように思いました。 そんなことを考えていると 試験官が 時間を告げました。 十詩子は 座布団を鞄の中に 仕舞って 試験場を出ました。 待ち合わせの 校門の所に 急ぎました。 悟が たくさんの人の中で 待っていました。 悟: 十詩子さんどうだった 十詩子: どうかな 悟さんはどうなの 悟: 僕は まあまあだな ところで まだ受けるの 十詩子: そうね 課長が 日商1級を取るように言っているの だからがんばらなくっちゃ 悟: すごいね じゃまだまだ続くんだ
私は 前にも行ったように ありありと夢を見ます。 それで毎晩 毎晩 毎晩 夜も 「起きています」 昨日の夢は 特に印象的なので 書いてみます。 前後は 忘れたのですが 長いフリがあって 私の小説が テレビ化されることになりました。 テレビ局の担当者が 私の所に来て 主人公のキャスティングを言うのです。 「主演は 『中_山_忍』さんで (アンダーバーを入れているのは 検索されないため) 共演は 『木_村_拓_哉』さんでいくことになっています。」と それで私は 「『中_山』さんはいいけど 『木_村』さんはどうかな」 などと言うのです。 なぜこんなことを言ったか わかりません。 ごめんなさい 木村さんのファンの方々 ごめんなさいね。 夢って 何であんな事を 言うのでしょうか。 夢って不思議ですよね。 木村さんは優れた俳優なのに なんてことを言うんでしょうね。 本当に困った物だ。
あまり試験勉強していませんでしたが 日曜日が来て 試験場に行くことになりました。 試験場は 十三の近くの女子高校でした。 十詩子は 自転車で 阪急塚口駅まで 行きました。 駅前の映画館近くに 自転車を置いて 駅に行きました。 駅の改札口で 悟と待ち合わせしていたのです。 試験は 10時からです。 それで ちょっと早いのですが 8時半に約束をしていたのです。 十詩子は 8時前には 待ち合わせの改札口にいました。 しばらくすると 悟も来ました。 悟: 遅かったかな 十詩子: そんなことないよ 早すぎるんじゃないかしら 悟: そうだよね。 早すぎるよね。 十詩子: 今日の調子はどう? 私はまあまあかな 悟: 僕もそうだ 試験の前はいつもそうだけど と言いながら 早いのですが 十三に電車で向かいました。 3つ次の駅の十三でふたりは下りると 電車沿いの近くの女子校に行きました。 まだ早くて 誰もいませんでした。 受験票の番号を見て 教室に向かいました。 悟と十詩子は 教室が違うので 帰るに合う場所を約束して そこで別れました。 十詩子は 久しぶりの 高校で 少し懐かしく 黒板を見ました。