ブログ小説「妖精の休日」その57


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助けてあげるようにと
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2017年02月28日(Tue)
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ブログ小説「妖精の休日」その57

57
パン屋は
今のコンビニのようなもので
酒と米以外は
何でも売っていて
もちろんたばこも売っていました。

自動販売機がない時代でもありましたから
手売りです。

和己は
すぐにそこの看板娘になってしまいました。

住むところも
店の上の空いている
部屋に住めました。

眺めの良い窓から
日本アルプスが
一望できました。

月末の
給料日に
もうそろそろ帰ろうかとも考えましたが
何となく
金沢が
居心地が良かったのです。

職場では
同僚や店長から
期待されるし
客は
若い男性が多くて
ちやほやされるし
三度の食事は
店から支給されて
料理はする必要もないし
当時では珍しい
洗濯機でパッパと洗濯はできるし
それ以上に
当時では貴重な
テレビも見る事ができたのです。

一ヶ月が過ぎ
二ヶ月が過ぎ
半年が過ぎ
一年が過ぎると
もう帰るに帰られなくなります。

冬になると
お客さんの大学生に誘われて
スキーもできました。

冬は
雪かきをしないと
いけなかったのですが
それも楽しく思えました。

雪かきをしていると
お客の大学生が
すすんで
手伝ってくれました。