長編小説「昭和」ついに200話になってしまいました。
「昭和」を書いて
もう8ヶ月あまりになってしまいました。
しかし物語りは行きつ戻りつで
全然すすんでいません。
今は園田村の一年を
くどく書いています。
この市蔵と龍蔵のところで
昔の生産性が低かった頃の話をします。
これから出てくる龍蔵は
誰もがそうだったように
一年中朝から晩まで働いていたのです。
今で言えば過労死の基準なんて
とっくに超えています。
夏なら朝三時ごろに起きて
まだ星が出ている頃に
田んぼに出かけます。
7時ごろまで
朝の間の仕事をして
朝ご飯を食べた後
用を済ませて
また
昼まで田んぼに出かけます。
村の集会所の
サイレンが12時を知らせると
家に帰って
昼ごはんを食べます。
その後
15分ばかし昼寝をしたのち
田んぼに仕事に出かけます。
夕方いや
もう晩ですよね。
7時過ぎに家に帰り着きます。
夕飯を食べた後
夜なべをして
お風呂に入って
9時には就寝します。
起きている時間は
殆ど仕事です。
一日実働は14時間位でしょうか。
労基法によれば6時間を越えれば
休み時間を1時間取ることになっていますので
労基法上は
15時間労働?に。なるのでしょうか
一ヶ月450時間くらい働きます。
夫婦で働いているので
この倍近いでしょう。
こんなに働いたのに
白いご飯を食べる余裕はありません。
時給はどれくらいになるのでしょう。
一年の収入を
お米の収入の2倍とします。
1俵60kgを15,000円とすると
100俵とれると1,500,000円
他の雑収入もあるでしょうから
3,000,000円位です。
冬場は日が短いので
そんなに働けませんから
年の労働時間は8,000時間となります。
今のお金になおして
時給は187円になります。
生産性が低いですよね。
でもその働きは時間だけでなく
重労働です。
そんなことを考えると
もっと低いのです。
現代が高いと思いません。
その昔が安すぎたのです。
なぜそんなに安いのでしょう。
私はいつも思うのです。
昔の働きは
生産性が低かったのは
なぜでしょうか。